アンブリコナイト(Amblygonite)
化学式 : (Li,Na)Al(PO?)(F,OH)
化学組成 : リチウムとアルミニウムアルミニウムの含水燐酸塩あるいはフルオロ燐酸
分子量 : 154.9170421
金属元素重量分率 : P 0.1999, Al 0.1742, Na 0.0741, F 0.0613, Li 0.0224
結晶系 : 三斜晶系
屈折率 : 1.611-1.637
複屈折 : 0.026
比重 : 3.0-3.1
硬度 : 5.5-6
劈開 : 四方向全てにみられるが、程度は異なります。一方向に完全、二方向に良好、一方向に明瞭
断口 : 不規則/不平担状、亜貝殻状
色 : 無色、白色、青、緑
光沢 : ガラスから真珠
主要産地 : ブラジル、オーストラリア、ミャンマー、ドイツ、スペイン
アンブリコナイトは、この宝石の様に大きく、より深い色合いのものは素晴らしいコレクターストーンです。1817年にドイツのザクセンで初めて発見され、アウグスト・ブライトハウプトによって報告されました。彼はギリシャ語のamblys「鈍い」の意とgoni「角度」の意から、このジェムストーンにアンブリコナイトと命名しました。四方向に劈開が見られることに言及した名前です。またこのジェムストーンは、クォーツやアルバイトといった似た様な造岩鉱物と間違われます。しかしながらリチウムの高い含有量と、珍しい劈開によって見分ける事が出来ます。密度が高く、クォーツやアルバイトよりも自ずと比重が高くなっています。
アンブリコナイトは、透明から半透明で、ほぼ10%のリチウムからなります。一般的なアンブリコナイトは、地球上の全元素の約0.005%しか存在しないと言われているリチウムの資源として重要な鉱石の一つになります。また原石の原産地はブラジルになります。
寸法 : 9.3X7.3X4.0mm/2.49ct
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