管理番号 | 中古 :33662773102 | メーカー | ●垂直5年《アイズリー・ヴィンヤード》 | 発売日 | 2025/02/09 06:17 | 型番 | Z9195500556 | ||
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カテゴリ |
大陸きっての特級格 「偉大なワインと呼ばれるに必要な要素の全てを備えている。五大シャトーに等しい価値。もしもナパに格付けがあるならば、その序列筆頭に値する。」 (ロバート・パーカー)格付けや醸造家の手腕を拠り所とするワインに一線を画し、「土地の力」より生み出される模範的な銘醸畑。 《アイズリー・ヴィンヤード》 カベルネ・ソーヴィニョン “アルタグラシア” ナパヴァレーコンクリークの1974年産アイズリーを「歴史上最上層の一つ」と評したガローニの試飲は、40年弱を経た2012年のこと。(Conn Creek Winery Eisele Vineyard) ヴィンヤード概要
Ch.ラトゥール100%オペレーション
《アイズリー・ヴィンヤード》 カベルネソーヴィニヨン “アルタグラシア” ナパ・ヴァレー
Ch.ラトゥールのオーナー、フランソワ・ピノーが切望した先とは、大陸きっての特級格、まさにこのアイズリーでした。ロバート・パーカー&アントニオ・ガローニのテイスティング対談において、両氏が共に 「非の打ち所が無く完璧」と評したワインも、アイズリー・ヴィンヤードのカベルネ。幾つもの新進気鋭カルトワイナリーとは一味も二味も異なり、如何に名の知れる醸造家が携わろうとも、ここにおいては然程大きく騒がれる事もありません。
仮にトニー・ソーター(※)のような権威であっても。
むしろその経歴が語られる際は、アイズリーに関与した過去を誇らしげとする感さえ抱かせます。(※1980-90年代のナパを代表する醸造家)
シャトー・ラトゥールのオーナー、フランソワ・ピノーによる買収Ch.ラトゥールの持ち株会社、アルテミス・グループの筆頭株主であるフランソワ・ピノーは、ラトゥールの最高経営責任権(CEO)をフレデリック・アンジェラに託します。(Jonata参照>>)
アラウホとの買収交渉はフレデリック・アンジェラの直談判によるものと報じられ、それはまた数ヶ月に及ぶ執拗なまでの過程であったということです。
アロウホ夫妻が相当悩まれたとは当然として、契約締結に至った決め手は「永い将来に亘りこの偉大な畑を継承するならば、それはラトゥールとアルテミスこそが相応しい。」との結論から。
一つの畑を目当てに、ワイナリーもろとも買収する稀な事例でした。
語り継がれるその完成度の高さから、30年超を経てもなおオークション取引額が3000ドルを超えるリッジのアイズリーは1971年産(Ridge Vineyards Eisele Vineyard)
畑を所有したアイズリー家から、売却話を真っ先に持ち掛けられながらも、機会を逸してしまったジョー・フェルプス(ジョセフ・フェルプス創業者)が「人生最大の過ち」と後悔したジョセフ・フェルプスのアイズリーは1975年から1991年まで生産。(Joseph Phelps Eisele)【銘柄概要】原則100%カベルネソーヴィニョンの1stに対し、アルタグラシアはボルドー左岸の品種構成。若い頃から愉しめるようフランとプティヴェルドを加える。とはいえ醸造手法は1stに変わらず、本質的にアイズリー主体(外部畑が若干入る年も有る)である故に熟成開花の魅力も損なわれない。前所有者バート・アローホの祖母の名ににちなむ命名。各年のワインアドヴォケイトレビュー
2014vtg:「試飲が瓶詰めしたばかりであった為にアロマが抑えられていたが、深いルビー/紫色をしており、熟度が際立ち雅やか。豊富なブラックカラントの果実味にローム土壌からダスト香とスパイスが入り混じる。飲頃:2016-2031年。私(ロバート・パーカー)が体験した3つのワイナリー(リッジ/コンクリーク/アローホ)によるアイズリー・ヴィンヤードの全ては見事を熟成を果たし、うち二つは完璧なる説得力を持つものであった。この途方もない伝説的なテロワールは、衰えることなく続いている。」
品種:81% Cabernet Sauvignon, 13% Cabernet Franc, 6% Petit Verdot|評点:WA90
2015vtg:「深いガーネット~紫色。やや落ち着きのあるブラックチェリー、潰したブラックプラム、カシス、甘草、黒土、殻の割れた胡椒、タプナードのほのかな香りを持つ。ミディアム~フルボディで、表情豊かなリッチな口当たり。層の重なりが厚く、タンニンは驚く程きめ細やか。アーシーなフィニッシュが長く続く。飲頃2017-2028年。」
品種:88% Cabernet Sauvignon, 7% Cabernet Franc, 5% Petit Verdot|評点:WA94
2016vtg:「ほぼ独占的にエステート・ヴィンヤードのみの果実から生産された年。深いガーネット~紫の色調から、活気のあるブラックチェリー、ブラックベリー、自生のブルーベリー、カシスの香がはじける。シナモンスティック、クローブ、林床、スミレ、ダスティな大地のニュアンスを持つミディアム~フルボディの堅個な体躯。鉄分とミネラルのアクセントが有り余るほどあり、香り豊かな余韻が長く持続する。飲頃:NA」
品種:81% Cabernet Sauvignon, 12% Cabernet Franc, 7% Petit Verdot|評点:WA95
2018vtg:「深みある黒紫の色調。ゆったりと香りが膨らみ、ブーケガルニ、黒胡椒、鉛筆の芯、豊かなロームのニュアンスに加え、ブラックカラント、コーディアル(ハーブのアルコール漬け飲料)、ベイクドプラム、牛肉のドリップを思わせるタッチ、自生のブルーベリーの深い香りに発展する。口当たりはデリケート奏でられ美しく鮮明。豊富な赤いベリー類とアーシーなアクセントが黒果実と絡み合う。ビロードのようなタンニンと良好なフレッシュ感に支えられた余韻は、ミネラル感が入り混じり長く持続する。飲頃:2022-2043年。」
品種:86% Cabernet Sauvignon, 11% Cabernet Franc, 3% Petit Verdot|評点:WA95+
2019vtg:「この年もアルタグラシアは、極めて深いガーネットパープルの色調から、クラッシュしたブラックチェリー、ジューシーに熟したカシス、ブラックベリーソースの香りが実に鮮やか。それに加え、カルダモン、クミンの種子、樹皮、破砕岩のほのかな香りがグラスから溢れ出す。タンニンはしっかりとしていながらきめ細やか。美々しくも快活で表情豊かな黒果実がぎっしりと詰め込まれており、スパイス感を伴う長いフィニッシュを迎える。飲頃:2023-2040年。」
品種:88% Cabernet Sauvignon, 7% Cabernet Franc, 5% Petit Verdot|評点:WA95
2012年5月、バートとダフニーのアラウホ夫妻が来日(当時の所有者)。その際、アイズリー・ヴィンヤードにまつわる幾つかの話は興味を掻き立てられるものでした。(処:パークハイアット東京)
アイズリーの所在は南北に長く延びるナパ・ヴァレーの最北深部、カリストガ地区の東側丘陵麓。一般的には「ナパのヴァレーフロア(谷床平坦部)で最も温暖な気候区分に属する」とされるカリストガですが、アイズリーを取り巻く不思議なミクロクリマの検証に際しては極めて奥が深いばかりか、解明に及ばぬ神秘の点も多々あるとのことです。古い畑が多い界隈にあって、アイズリーの歴史は1884年に遡る。また、それに歩調を揃えるかのように、ナパの他地区にも増し、古樹の残存比率が高い辺り一帯(カリストガAVA)には、幾つかの銘酒を輩出する畑が知られる。
例えば1976年パリ事件ことジャッジメント・オブ・パリ白部門の覇者シャトー・モンテレーナの自社畑は、メドック格付け第二級のコス・デストゥルネルが買収を試みた先。(結局は物別れ)
優良選抜株の研究で名高いハロルド・オルモ博士の試験栽培拠点であったソラーリ・ヴィンヤードもそこに含まれる。
今、それらが関心を引かせる要因の一つが樹齢。
ナパを南北に貫くセントヘレナハイウェイ(R29号線)を北上すると、次第に道幅が狭くなると共に径の太い古木が目立つようになる中、アイズリーのそれも適齢期にある。(カベルネソーヴィニヨンの植え替えは1964年)
但し、成果の要因はそればかりに占められぬとは言わずもがなであり、加えて幾重もの要素が指摘される。
「畑の領域を流れる河川に加え、太古より繰り返された周囲の山並みからの流水に伴い形成された扇状地に位置することから、小石に覆われる表土は水捌けに長けると共に、その下の基盤土には種々の土壌組成が複雑に入り組むなど地質の影響は諸々に及ぶ。」とは、バート・アラウホ氏により述べられた要旨。加えて、「類稀なテロワールついては、解き明かされていない事ばかりである。」とも語られました。 カリフォルニアワイン商品一覧はこちらよりご覧頂けます≫≫
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